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これからの家づくりの流れ~気密性能~

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こんにちは、イエリの竹内です。

今日は前回に引き続いて、気密性能についてお話したいと思います。

気密性能はC値で表します。

実は日本の制度では気密性能を求めていません。

なぜか、断熱性能UA値だけ細かく取り決めた数値があるのに、C値にはたいしてありません。

大まかにC値=1以下なら気密住宅って言ってもOK~といった感じです。

これは例えると、まほうびんだと本体(断熱性能)はしっかり数値を決めているのに

ふた(気密性能)は緩くてもOK~と言っているような感じです。

ふたが閉まっているからこそ保温されるのに??です。

C値というのは、「すき間相当面積」の事を言い、

家にどれくらい隙間があるのか?を示した数値になります。

数値が小さい方がより気密性能がよく、気密性能が低い(良い)です。

イエリでは、全棟で気密測定を実施しています。

気密測定の資格を持った方をお呼びし気密測定を行ってもらっています。

イエリの気密性能C値は0.2~0.4台の事が多く、時に0.1台の事も(0.14~0.18など)

全体としてはC値0.5以下をお約束しています。

気密性能はどうやって作るのか。

それは大工さんの丁寧な気密処理によります。

家というのは窓や玄関ドアの周囲や柱と梁の接合部など、木で手作りするため100%隙間が無い訳ではありません。

写真は上棟時の気密テープの施工(柱と梁などのたてと横の木材のつなぎ目など)

小屋の断熱材の1枚ずつのつなぎ目への気密テープの施工

断熱材と木のつなぎ目は、ウレタンフォームを葺いたり、コーキングにて処理します。

写真は気密測定のマシーンを取り付ける大工さんと多少若い頃の竹内

このような気密測定のマシーンが付き、測定を行います。

その結果がこのようなレシート状の紙で出て気密性能が出ます。

写真はC値0.18でにんまりの大工さん。

気密測定は細かい決まりが無いため、測定されていないハウスメーカー・工務店さんも多く、

依頼すればオプションでする所が多いかと思いますが、

まほうびんで言うふたは本体の一部ですので、

イエリでは全棟気密測定実施と決めて行っております。

前回の断熱性能につづき、今回の気密性能。

両方が合わさってはじめて家が保温されます。

夏は涼しく、冬はあたたかい。

省エネ住宅であれば決して略してはいけない大切な作業です。

こちらの性能はお引渡しの際に「性能報告書」としてお渡ししておりますので

安心して「我が家は省エネ住宅である(^-^)」と思って頂けるのかと思います。

次は耐震性能についてです。

By竹内

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