こんにちは(^^♪
高気密・高断熱の家作りを提案させて頂いているイエリですが
この度、おもしろく興味深い実験をOB様宅にて行わせて頂いたので
結果をご報告します。
この実験は「おんどとり」という温度と湿度を測定する精密機械を用い
4日間に渡って、本当に高気密・高断熱であるのか??という
重要なミッション(ただ置くだけ・・)を遂行しました!(^^)!
↓おんどとり 温度と湿度が交互に表示されます
場所:イエリのOB様宅(広島市安佐南区)・・・ありがとうございます☆
内容:建物内と外での温度&湿度のムラを4日間測定
測定日:H28年3月24日~27日
性能値:Q値=2.15 C値=0.14
設置場所:LDK、トイレ、寝室、床下、屋外の5か所
エアコン(暖房):1階リビング=9.5Kw、2階子ども部屋=5.0Kw
換気:24時間換気(第三種換気)
暖房運転:1階リビングのみ24時間常時運転
この実験で分かることは、「外気温」「外湿度」の変化が「室内環境」に
どれくらい影響を及ぼすのか?!
外気温と共に、室内温度が上下していては、
高気密・高断熱の家とは言えませんから、
このミッションは重要なのです!!
さぁ、結果です(-_-)/~
【温度について】
まず、外気温が最も低かった3月26日!!
外気温の最低温度:2.2℃(4日間で一番さむい)
・LDK:19.9℃
・寝室:18.6℃
・床下:15.5℃
・トイレ:4.2℃
あとで気づいたんですが、トイレの窓を5mm程、常にあけており
トイレの測定値が外気温に連動しています(-_-)/
本来であれば、トイレももう少し外気温に影響されていないと思いますがッ!!
ありのまま報告させて頂きます<(_ _)>
【結果】
しかし、外気温2.2℃に対し、エアコン一台可動だけで
室内温度は安定して、18~19℃台でした。
室内温度差±5℃以内を維持し、ヒートショックを回避しています!!
続いて、外気温が最も高かった3月27日!!
外気温の最高温度:14.3℃(4日間で一番あたたかい)
・LDK:20.4℃
・寝室:22.4℃
・床下:16.2℃
・トイレ:16.5℃
【結果】
床下は安定して15.3℃~17℃でした。
室内温度は20~22℃台で、太陽の日射で暖められた結果、
温度上昇しつつも±2℃でした。
こちらもヒートショックを予防できる結果でした。
【温度に関するまとめ】
温度の変化は「最低温度」でも「最高温度」でも
外気温は2.2~14.3℃と温度差は12℃でしたが、
室内温度は18℃~22℃と安定しており、ヒートショックを予防する±5℃以内という結果でした。
(今回はトイレは窓があいていたため、正確な数値ではないことから
測定値に含めませんでした。ご了承ください。)
【湿度について】
続いて、湿度が最も低かった3月26日!!
屋外湿度:20%(4日間で一番乾いていた)
・LDK:24%
・寝室:19%
・床下:38%
・トイレ:22%
【結果】
屋外・室内共に乾燥気味であり、
床下は安定した湿度でありました。
理想は40~60%欲しいところではありますが
OB様宅では加湿器を利用しておらず、
(加湿のできるエアコン「うるさら」は利用している)
乾燥している結果にOB様も驚いていた様子でした(ー_ー)
続いて湿度が最も高かった日3月27日!!
屋外湿度:79%(4日間で一番ジメジメしていた)
・LDK:34%
・寝室:30%
・床下:38%
・トイレ:62%
【結果】
トイレは窓があいていたため、外湿度と連動して増えていますが
床下は変動なく38%と一定でした。
室内はやはり40%に届かず、乾燥傾向にありました。
【湿度に関するまとめ】
外湿度の影響を受けることなく、乾燥傾向にあり
OB様は自覚がなかったが、温湿度計を置くことで
湿度が低いことを認識され、驚いていました。
加湿機能付きのエアコン「うるさら」の加湿だけでは
満足のいく加湿になっていなかったという事が判明。
ジメジメが嫌いな様子のOB様ですが、
湿度が高いほうがインフルエンザにかかりにくいんですよね?と
湿度を意識され始めました<(_ _)>
室内干しだけでは、一次的な保湿であったので
冬には加湿器を設置したら良いかもしれませんね。
【大まとめ】
温度は外気温の影響を受けることなく、ヒートショックリスクを回避する±5℃以内であり
次世代省エネ基準をクリアするOB様のお宅が真に
高気密・高断熱であると証明される結果でした(*^_^*)
改めて、このお家が家族の健康をも守っていると自信を持って
発信していくことが出来そうです!!!
そして、この調査をさせて頂いたOB様へもきちんと数値で
結果をご報告させて頂きます<(_ _)>
ご協力、誠にありがとうございます<(_ _)>
それにしても、家族の健康は何にも代えがたいですね・・・
私の実家は、以前にも調査しましたが、家の中でも
温度差26℃もあり、完全にヒートショックを受けまくり状態であったので
今回の結果では、OB様家族の健康が守られる状態にあることが
本当にうれしく思います(*^_^*)
【参考まで】
■外気温のグラフ(黄色が湿度%、紫が温度℃)・・・昼夜で激しく上下しています。
■ LDKのグラフ(黄色が湿度%、紫が温度℃)・・・湿度は室内干しをされた時に上下しているが、温度は一定。
■寝室のグラフ(黄色が湿度%、水色が温度℃)・・・LDKと同じく室内干しをした時に湿度が上下しているが、温度は一定。
■床下のグラフ(青が湿度%、緑が温度℃)・・・両方共、安定してます。
■トイレのグラフ(赤が湿度%、紫が温度℃)・・・窓があいていた為、外気温と連動していました
By 中川えり