こんにちはイエリの新原です?
昨日は構造について勉強する構造塾でした。
その中で、熊本地震における木造住宅の損傷比率の表というものがあります?
この表は熊本地震で
1981年(昭和56年)以前の旧耐震基準と新耐震基準で
どのくらい損傷の違いがあるか?
という比較です。
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益城町の調査では
旧耐震基準の家が759棟。
その中では94.9%が倒壊〜一部損壊の被害があり、無被害は5.1%でした。
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また地震に対する日本最高等級である
耐震等級3の家は合計14棟あり、
無被害が87.5%、半壊〜一部損壊が12.5%、
という結果でした。
補修すれば暮らせる程度で
大きな被害がなかったことが証明されています。
※くまもと型住宅生産者連合会「耐震等級3のススメ」より
しかし、旧耐震基準の家が759棟に対して、
耐震等級3の家が14棟とは、かな~り少なく感じますね。
高齢化の進んだ田舎なのかもしれませんね。
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こういう資料を見させて頂くと
改めて耐震等級を大切にして
もしもの災害の際に家屋の倒壊から
家族を守る必要があると実感します。
↓構造塾の様子・・(マル秘で撮影)
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イエリでは熊本地震以降、
長期優良住宅+耐震等級3+制振をスタンダードにしており、
耐震等級3にさらにプラスして
本震レベルを数回繰り返しても
倒壊を粘りで防ぐ制振仕様としております。
※間取りや階数によって耐震等級3を満たさない場合もあります
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皆さんは家を作る時に
デザインや住宅の性能、耐震性…何を1番に大切にしますか?
by 新原えり