こんにちは、イエリの竹内です。
今日はこれからの日本の家づくりの流れを書いていこうと思います。
難しい話になるかもしれませんが、これから家づくりを考えている方は
ちょっとでいいので勉強しても良い内容かもしれません。
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「せっかくなら省エネ住宅に住みたい」と思われている方も多いかと思います。
でもその省エネとはどういう定義なのでしょうか?
実は日本ではきちんと数値で決められており、この数値以下なら省エネであるといっても良いようになっています。
家には「断熱性能」と「気密性能」があります。
断熱性能は、UA値といいます。
気密性能は、C値といいます。
今日は断熱性能UA値についてお話していきます。
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この下の表の現行水準以下にすれば断熱性能UA値クリアした家である(=省エネ住宅である)という決まりでした。
広島市は地域が6になりますので、ZEH基準をクリアするにはUA値=0.6以下(緑色の字)になります。
イエリでは以前から民間基準(HEAT20)のG2グレードをクリアするUA値=0.46以下を目標に建てさせて頂いております。
数値が小さいので、ZEH基準よりもより一層断熱に特化した住宅と言えます。
そのG1、G2、G3という等級は今まで民間が出していた指標だったのですが、
この度国に正式に認められ、
ZEH基準が等級5(G1グレード/UA値0.6以下)、
等級6(G2グレード/UA値0.46以下)、
等級7(G3グレード/UA値0.26以下)
という決まりが出来ました。(2022年10月より)
これから日本の家づくりは等級5(ZEH基準)のUA値0.6以下 が指標になります。
イエリのスタンダードである等級6の家や、もっともっと省エネに特化した等級7の家も
これからもっと増えていくと思います。
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このような断熱性能を持たせる日本の流れは、最近よく聞く「脱炭素社会」を実現するためです。
家で使う電気などのエネルギーが減れば、CO2を減らし、原子力発電を減らし、未来に快適な生活を残せるため、
国全体で進められています。
なおかつ暮らしている私達もあたたかく涼しい家の方が快適ですよね。
子供たちが困らない未来を残したい、という気持ちももちろんあります。
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そのため、この令和4年10月に住宅ローンの固定金利のフラット35にも変化がありました。
今まではAプランとBプランがあり、
イエリの家の性能ですとAプラン(10年間金利をマイナス0.25%する)が受けれていました。
そこに新たに「ZEHプラン」ができ、当初5年は金利をマイナス0.5%、6-10年はマイナス0.25%する事になりました。
より良い住宅を建てた方にはローンが安くなります。
イエリのお家でもこのZEHプランを選べますので、5年間0.5%も引いてもらえると大変お得であると思います。
毎月の支払いが少しでも少なくなるなら嬉しいですよね。
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これらの話はちょっと難しい内容ですが、
日本の家づくりのスタンダードになります。
知らずに建ててしまうと、長い住宅ローンを払うのに時代遅れの家になってしまいますので
これからの家のスタンダードを知り、
自分の選びたい家をきちんと選んだ上で建てていくことが
大切なのかなと思います。
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次は気密性能や耐震性能についても書いていこうと思います。
難しいので少しずつ・・私も頭を整理しながら・・。
ではまた。
By竹内